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神奈川県立精神医療センターにおける過去5年間の経営改善の取り組みと課題

田口 寿子(たぐち ひさこ)

神奈川県立病院機構 神奈川県立精神医療センター所長

東京大学卒業後、東京都立松沢病院 精神科医長、国立精神・神経医療研究センター病院 司法精神科医長を経て、2019年4月より現職。


35分 2024年収録

チャプター

  1. 神奈川県立精神医療センターの紹介
  2. 新型コロナウィルス感染症への対応
  3. 収支状況と経営改善の取り組み
  4. 意識向上と情報共有、病床利用率と回転率の向上
  5. 専門性の高い医療の促進、集患対策、施設基準の取得等
  6. 今後の課題と対策
  7. 自治体立精神科病院としての将来は?

病院の概要

地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立精神医療センター
神奈川県横浜市
精神 323床/計 323床

  • 長期入院患者の退院促進に取り組んでいる。依存症診療科と思春期診療科が連携し、令和2年度から思春期インターネット・ゲーム依存症専門外来を開設している。
  • 神奈川県精神保健福祉センター及び神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市により構築された精神科救急医療システムにおける基幹病院(休日・夜間・深夜の受入れ)として最多の病床を有しており、重症な自傷他害の恐れが強い措置入院を受け入れている。
  • 公的機関や学校、保健所等で講演活動や研修会の講師を行っている。また、依存症治療拠点病院として依存症の解説動画を神奈川県のホームページで配信し、患者家族に対してのセミナーも開催している。
  • 治療抵抗性統合失調症患者へのクロザピンを用いた薬物療法に長年取り組み、令和元年より反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法も実施している。令和5年度から性的マイノリティの方を対象としたレインボー外来を開設した。

自治体立優良病院表彰

  • 令和6年 両会長表彰

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